
静岡市に7月12日、南アルプスの自然や文化などを学べる施設がオープンし、多くの人でにぎわいました。
静岡市葵区の市立井川小学校の前校舎を活用してオープンしたのは、「南アルプスユネスコエコパークミュージアム」です。施設の中には、南アルプスの自然や生息する生きものなどを、テーマごとに学べる解説つきの展示が並びます。
目玉のひとつが、南アルプスの雄大な景色が大画面のスクリーンに映し出される「パノラマシアター」です。訪れた人は、迫力のある映像に見入っていました。
<来場者>
「(南アルプスは)山がきれいだなとか、そういうイメージしかなかったが、背景が分かりやすく展示してあって勉強になった」
<静岡市 難波喬司 市長>
「なかなか南アルプスは静岡側からは登れない。登らなくても(南アルプスの)素晴らしさというのが体感できると思う」
静岡市は、初年度の目標来場人数を7000人としていて、今後は、周辺エリアに宿泊施設の整備なども検討しているということです。