
静岡県内では7月1日から静岡茶を使ったかき氷が味わえる「茶氷プロジェクト」がスタートしました。約60店舗が参加し、個性あふれるひんやりスイーツが2025年も夏を盛り上げます。
「ふじのくに茶の都ミュージアム」の「茶氷モンブラン」です。
<ふじのくに茶の都ミュージアムショップ&レストラン 櫻井徹店長>
「単なるお茶のかき氷では面白くないと思い、モンブランをのせた」
氷の上にモンブランクリームを絞り、さらにレアチーズとマロングラッセをトッピング。クリーミーさが特徴です。県内では7月1日から静岡茶を使った「茶氷プロジェクト」が始まりました。
<するが企画観光局 増田遥さん>
「県内の製茶問屋やカフェなど、約60店舗でお茶を使ったかき氷を楽しむことができる」
2025年で8年目になる茶氷プロジェクトは、お茶処・静岡の魅力をかき氷で伝えたいという思いからスタートしました。2024年は期間中、約8万食を売り上げ、そのうち約2割が県外からの観光客でした。
<増田さん>
「今や静岡の夏の風物詩として定着し始めている茶氷なので、県内だけでなく県外の方にも楽しんでいただきたい」
2025年も、それぞれの店が満を持して個性あふれる茶氷を販売します。
<雅正庵 森藤貴子さん>
「スリランカのコーヒーを使って抹茶と合わせた『抹茶ティラミス氷』を出します」
県内に4店舗を構える雅正庵では、コーヒーシロップやゼリーを使い、ティラミスのように仕上げました。削る氷は、工房手作りの抹茶とミルクで作った「抹茶氷」で、マスカルポーネとコーヒージュレ、クッキーが層となり、食感も楽しめます。
2024年、荒茶の生産量が国内2位に転落した静岡県。雅正庵は静岡茶を使った商品を扱う店として、このプロジェクトに特別な思いを込めています。
<森藤さん>
「たくさん食べていただければ、お茶の消費量が増える。農家から買い付ける量も増えるので、皆さんにお茶を使ったお菓子を食べてもらって、静岡県内、国内での消費を上げられるように、いい商品を作り上げていきたい」
茶氷が静岡の夏、そして静岡のお茶産業を盛り上げます。