
静岡市が運行する自主運行バスで、登録更新の手続きが漏れていた問題で、市は再登録が完了するまでの期間、バスを「無料運行」にしていましたが、19日に再登録が完了したことから、20日の始発から「有料運行」に切り替えたと発表しました。
この問題をめぐっては、静岡市が運行する両河内線と井川線の2路線の自主運行バスで、5月末に切れた登録の更新手続きを行わないまま、有料運行を続けていたことがわかりました。
静岡市によりますと、登録失効中でも有料運行を続けていて、この期間に徴収した運賃は、862人分、総額10万700円に上るということです。市はすでに徴収した運賃について、利用者からの申し出に基づいて返金するとしています。
市は、再登録が完了するまでの18日、19日の2日間を無料運行にしていましたが、19日の午後に再登録が完了したことを受け、20日始発から有料運行に切り替えたということです。なお、無料運行期間中の利用者数は126人、運賃1万3640円だったということです。
市では、再発防止策として、本件のような有効期限がある登録や許認可等について、庁内システムを活用して、必要な時期に自動的に担当者等に注意喚起を行うなど管理を徹底していくとしています。