
静岡県富士宮市が進める郷土史博物館の事業建設の賛否を問う住民投票条例案が市議会に上程されました。
富士宮市では、市の文化資源を保存する施設が老朽化していることなどから、郷土史博物館(仮称)を整備する計画を進めています。計画をめぐっては、市民団体が市民への説明が足りていないなどとして、賛否を問う住民投票の実施を求めていて、4860人分の署名を提出していました。
6月18日の富士宮市議会で住民投票条例案が上程され、須藤秀忠富士宮市長は、「正統な手続きに基づき議決をいただいて、市としての意思が既に決定されている。住民投票を実施する必要はない」と、反対の意見を示しました。
市議会では20日、請求代表者の意見陳述が予定されています。