静岡県沼津市の「あわしまマリンパーク」ではペンギンたちが障害物レースで火花を散らしています。一着を当てた人にはとっておきのプレゼントがあり、会場は熱気に包まれました。
<東部総局 竹川知佳記者>
「『僕が一番だ』『私が優勝よ』と思っているのでしょうか。ペンギンたちの熱いレースが始まります」
家族連れで賑わう沼津市の水族館「あわしまマリンパーク」ではいま、春休みの特別イベントが人気を集めています。その名も「春のペンギン大運動会」。約20羽のケープペンギンが障害物の置かれた約10メートルのコースを走り、一着を競います。来館者は一着を予想し、見事当てることができれば生後2か月のペンギンの赤ちゃんを無料で抱っこできます。
(※赤ちゃんの抱っこイベント中限定で実施 通常は料金1000円)
<来館者>
Q. どの子を予想した?
「ポータン」「ライチです」
Q. なぜポータンを?
「(体に付けてる)タグが赤色で強そうだったから」
「(ライチは)『障害物を無視して』って書いてあったのでいけるかと」
「キセキ君です。体格よし、スピードよし、食欲旺盛って、早そうで強そうな気がしたので」
<会場のレース実況>
「みなさん一瞬で終わりますからね。見逃さないようにお願いしますね。ペンギンレーススタートです。こちら、先頭は4歳のスイカ!ハードルを超えずに横から抜けてきた!乗ったのはライチ君です!」
4月2日のレースの優勝ペンギンは「ライチ」でした。障害物を無視して駆け抜けたことが勝利につながったようです。
<予想を的中させた人>
「うれしかったです」
「(勝因は)やっぱり無視して行ったところでしょう。ルールは関係ない」
予想を的中させた人たちはペンギンの赤ちゃんとのふれあいを体験。その感触は?
<来館者>
Q. 触った感じはどう?
「気持ちいい」
「めっちゃ温かい、冬、持ち歩きたいです。すごくもこもこ」
Q. 抱っこされてどう?
「ぴーぴー」
<飼育員>
「幸せです」
春のペンギン大運動会は、静岡県沼津市の「あわしまマリンパーク」で4月6日まで開催されます。