「日本一面白い書店フェア」初代王者久保田さん 社会人3年目に薦める本はこれ! 静岡

社会人3年目の「本庄静子」に向け、選書フェアを企画した久保田さん=静岡市葵区のMARUZEN&ジュンク堂書店新静岡店 日本一面白い書店フェアの企画を競う「ブック・フェア・チャンピオンシップ(BFC)」で初代チャンピオンに選ばれたMARUZEN&ジュンク堂書店新静岡店(静岡市葵区)の書店員久保田理恵さんが4月14日まで、第2弾となる「若手社員応援フェア Working girl Routine#3年目の本庄静子」を同書店で開いている。
 BFCで受賞した久保田さんの企画は2022年春に実施。架空の22歳の新社会人「本庄静子」のニーズに応える趣向で、人柄や悩みなどリアリティーあふれる人物設定が高く評価された。今回のフェアは3年がたち、後輩ができたり仕事の責任が重くなったり、1人暮らしも充実させたい静子に向け、自分磨きにぴったりな50冊を選んだ。
 久保田さんは「私自身も通ってきた道だけに、1年目とは違う環境にてこずる静子に共感できる」という。時間術や気持ちの伝え方の指南本、時短料理や片付け本、オタク気質の静子に向けた整理術も。大好きな映画や読書、旅行といった余暇を極めるガイド本など、幅広いラインアップが静子の生活を後押しする。
 学生時代はデザインを専攻していた久保田さんはポップやフリーペーパーのデザインも担当した。「書店には思いがけない本との出合いがある。暮らしを豊かにする1冊を手に取ってもらいたい」と期待する。

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