相川「最高の形で決勝トーナメントに行ける」
清水桜が丘−磐田北 相手ゴール前に攻め込む清水桜が丘の相川(手前左)
第2シード清水桜が丘のMF相川郁也(FC桜が丘出身)が2試合7得点の大暴れ。3回戦の小笠戦で4得点し、この日の磐田北戦は3ゴールを挙げた。最後の大会に懸けるサイドアタッカーは「自分としては最高の形で決勝トーナメントに行ける。いい感じです」と、してやったりの表情だ。
前半30分にこぼれ球を押し込んでチーム3点目。後半18分にクロスを頭で叩き込むと、終了間際にはループシュートでダメ押し点を挙げた。多彩な形で次々にネットを揺らし、引き出しの多さを見せつけた。
片瀬晴城監督は2戦連続ハットトリックを達成した7番を「身体能力が高い」と評価し、「あいつはどんなチームが相手でもテンションを上げるわけでも、下げるわけでもない。いつもひょうひょうとプレーする。それがいいのかも」と笑う。
相川は指定校推薦での大学進学を目指し、文武両道を実践中。サッカーと真剣に向き合う日々は高校までと決めている。「大学ではサッカーをやらない。高校でやりきりたい。全国に行って、みんなと長くサッカーがしたい」。名門を6年ぶりの全国へと導けるか。
〈清水桜が丘 MF相川郁也〉
「自分の持ち味はシュート力。スピードは人並みです(笑)。最後に静岡学園に負けてしまったインターハイ予選の悔しい思いがある。全員で、やるべきことをしっかりやり通すことができれば全国にいけると思う。自分が決めて、勝ちたい」
清水桜が丘−磐田北 清水桜が丘の司令塔・澤野航大(左)が前半11分、チーム2点目を決める