藤枝東の2年生MF湯山大輔がハット!鷲巣監督「彼は生粋のストライカー」 全国高校サッカー選手権静岡県大会

全国高校サッカー選手権静岡県大会(県サッカー協会、県高体連、静岡新聞社など主催)は29日、藤枝総合運動公園サッカー場などで、決勝トーナメント1回戦を行った。藤枝東がオイスカ浜松国際を6−0で退け、3年連続の8強入りを決めた。

藤枝東の湯山「決定力には自信がある」


藤枝東の2年生MF湯山大輔がトップチームの公式戦で初のハットトリック。前半22分、右サイドからのクロスを流し込んで先制点を挙げると、後半に2得点。どちらも左から流れてきたボールを落ち着いてけり込んだ。

「1点目は良い位置にトラップすることができた。2点目、3点目はうまくこぼれてきたので決めるだけでした。決定力には自信があります」

ポジションは中盤右サイド。外側に張って縦への突破を図ったり、内側にポジションを取ってサイドバックが攻撃参加しやすいようにスペースをつくったり。臨機応変に動いてチームの攻撃を活性化させる。

静岡市清水区出身で、小学時代は高部JFC、キューズでプレー。清水ジュニアユース時代は日本サッカー協会が全国の有望な中学生16人を集めて開催した「ストライカーキャンプ」に参加した経験も。

清水ユースには昇格できず、「しっかりボールを保持するサッカーが面白そうだな」と思って藤枝東に入った。藤枝東の鷲巣監督は「気が利く選手で、ポジション取りがいい。生粋のストライカーですよ」と得点能力を高く評価する。

藤枝東が全国選手権に出場したのは2015年度が最後。最近は2年連続県大会決勝で敗れ、あと一歩で切符を逃している。8年ぶりの頂点を狙うチームの中で、背番号9の存在感が大きくなっている。

〈藤枝東・MF湯山大輔(清水ジュニアユース出身)〉
「チームとして立ち上がりから行く狙いで、早めに追加点が取れたのはよかった。(ハットトリックは)うれしいです(笑)。1点目は良い位置にボールを止めることができた。2点目、3点目はうまくこぼれてきたので決めるだけだった。ビルドアップや切り替えの部分でチームとしての課題も出たので、改善して富士市立戦に臨みたい」

〈藤枝東・鷲巣延圭監督〉
「前半は硬くなり、何もできなかった。普段は足がつらない選手も、今日はつっていた。緊張があったのだろう。中4日の後は中1日なので、まずは疲労を残さずにそこに入っていきたい。1回戦は難しいものだが、突破してくれたので次はやってくれると思う」

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