
鬼頭:杉山さんは藤枝順心高校の女子サッカー部出身、斉藤さんは藤枝西高校の女子サッカー部出身です。
ヒデ:藤枝順心ってことは、杉山さんはやっぱり日本一を経験されてるんですか。
杉山:私は2006年、高校サッカー選手権大会で初優勝したときのキャプテンです(笑)
ヒデ:ウェーイ!すごいですね。こちらが聞くまで言わないって。僕だったら最初に言います。「僕キャプテンやってたんすけど」って。その当時はまさか優勝するなんて、という感じでしたか。
杉山:そうですね。周りもそう思ってたと思いますし、私たちも大会を通して強くなっていく実感があったというか。すごく不思議な体験をしながら優勝した思い出があります。
ヒデ:今年は後輩たちがインターハイを取った。嬉しいでしょう?
杉山:私のときは選手権が夏開催で、高校総体はありませんでした。最近は冬の選手権でも優勝して、夏も優勝して、すごいの一言ですね。
ヒデ:斉藤さんは藤枝西高出身。ライバル関係だったんですか。
斉藤:年代がちょっと違うんですよ。私は全国3位でした。
国体でチームメートに

ヒデ:2人の出会いは?
斉藤:私が大学3年の時に、祐香が高校3年で、静岡県の国体にお互い選ばれて初めて同じチームでサッカーをやりました。
ヒデ:そのときはどんな印象でしたか。
斉藤:祐香は全国優勝したチームのキャプテンで、自分たちが目指していたところを達成した選手だったので、年下ながらリスペクトしていました。
杉山:私はもう「優しい、この人」ってずっと思ってました。サッカーのときもサッカーじゃないときも。
鬼頭:今は2人一緒に事業をいろいろやってらっしゃるということです。斉藤さんはアスリート向けの食事支援事業をしているそうです。
斉藤:「ベーステーブル」というアスリート食堂を静岡市内で経営していて、育成年代のアスリートたちに朝と夜、食事を出しています。
鬼頭:いろんな食事の勉強をされていて、今回はアスリートのご褒美デザートを開発したと。
ヒデ:やっぱりみんな、甘い物を食べたいでしょう。現役時代に食事制限はきつかった?
杉山:私の時は、今ほど食事トレーニングがフォーカスされてる時代ではなかったんですが、独自でいろいろ気遣っていました。やっぱり体重が増えても良くないし、減ってもよくない中で、なかなか難しかった思い出があります。
鬼頭:当時、杉山さんが我慢してたものは。
杉山:ハンバーガーとか…。学校近くのマックは行けないみたいな感じで(笑)
開発のきっかけは?

ヒデ:今回紹介するのはご褒美デザート、ジェラートですよ。これはやっぱり自分たちの経験を生かして作った?
杉山:そうですね。斉藤さんがアスリート支援をしていて、私自身も藤枝市地域おこし協力隊としてアスリート支援を考えていました。それで、ご褒美デザートどうかなと。
ヒデ:味は?
杉山:実は今日、持ってきました。
ヒデ:入れ物がめちゃくちゃかわいいよ。すごい海外の感じ。女の子2人の絵が書いてある。
鬼頭:ジェラートは2種類あるんですね。ミルク味とアサイー味。
ヒデ:アサイー大好き。ハワイとかグアムに行ったら、もう朝食はやっぱりアサイー。
鬼頭:斉藤さん、アサイー味のこだわりは?
斉藤:アサイーはスーパーフードと言われるだけあって美容と健康にいいんですけど、カロリーがものすごく低いんですよ。
ヒデ:ブラジル行ったときも、朝食がアサイーだけという女性がめちゃくちゃいたわ。色味がすごいですね。紫が濃い。
鬼頭:まさに藤枝カラーだなって感じがしますね。
隠し味には…
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ヒデ:いただきまーす。
うまっ。酸味と甘味のバランス。暑いときとか食欲ないときに、元気になる。酸味はしっかりあるんだよ。
鬼頭:もう一つ、白の方がミルクですね。コクがある。しかも後味がただのミルクじゃない。隠し味が入ってますよ。
ヒデ:あれっ、本当だ。ちょっと日本酒っぽい感じの。
斉藤:これは、うちの会社で販売してるバイタルレシピのバイタル甘酒です。米麹でノンアルコールです。
鬼頭:どっちも食べやすい。甘ったるくない。アスリート向けということですが、あらためてどんなところが一番こだわったポイントですか。
斉藤:アスリート向けということで、脂質が少なくてカロリーが少ない。何よりも、アスリートのご褒美になるようなもの。
ヒデ:これ、罪悪感が全くないわ。OLさんたちにもいいと思う。やっぱりちょっとアイスとか食べたいじゃん。俺、待ってたんですよ。こういうデザート。
目標は「どこでも手に入るアイスに」
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鬼頭:体に良いと聞けば、さらに美味しく感じます。杉山さん、藤枝順心の後輩たちも食べたらしいですね。
杉山:全国高校総体でタイミングよく優勝してくれたので、もうご褒美に。
ヒデ:例えば、通販とかは?
斉藤:藤枝市の居酒屋や喫茶店、スーパーさんとか、どこでも手に入るアイスにしたいっていうのが私たちの目標です。
鬼頭:町おこしの一つとしてクラウドファンディングもやってるそうです。杉山さん、どういうことを募ってらっしゃるんですか。
杉山:このプロジェクトを一過性のもので終わらせたくないという思いがどんどん強くなってきて、維持費や販路を拡大するための費用に充てられたらと思います。
ヒデ:アスリートは食べられないストレスって相当なものがある。これは美味しいだけじゃなくて栄養価も高い。俺なんか、お酒と一緒に食べますよ。みんなハッピーよね。
鬼頭:販売予定や場所は決まってるんですか。
斉藤:クラウドファンディングの呼びかけをしているので、そちらの応援をしてくださった方から順次発送していきます。目標としては9月末か10月中旬ぐらいまでに、店頭に置いてくれる場所が見つかればいいなと思って動いてます。
鬼頭:最後にそれぞれメッセージをお願いします。
杉山:私たちが本当に熱い思いを込めて作った藤枝ジェラートです。多くの方に食べていただきたいので、皆さんぜひ今後もご注目ください。
斉藤:初めは2人で始めたプロジェクトだったんですけど、だんだん小さな渦が大きなうねりになってるっていうのを実感してます。ぜひみんなの力を貸してください。
鬼頭:お二人、ごちそうさまでした!