川根本町で“耐久サッカー”の世界記録に挑む!女性も子供もお年寄りも、サッカーでつながろう!

SBSラジオの静岡サッカー熱血応援番組「ヒデとキトーのFooTALK!」に、川根本町で“耐久サッカー”の世界記録更新に挑む団体「SUN川根スタンドアップ!プロジェクト」の石原一則実行委員長とMarco.副実行委員長をお招きしました。聞き手はパーソナリティのペナルティ・ヒデさんと鬼頭里枝さんです。

(写真左から)鬼頭さん、石原さん、Marco.さん、ヒデさん

“王国”ならではのプロジェクト

鬼頭:今日は、島田市川根町と川根本町の「三川根」と呼ばれる地域で、サッカーの世界記録で町おこしをしようと取り組んでいるお二人に来ていただきました。

ヒデ:Marco.さんと僕は20年以上の付き合い。私が、うだつが上がらなかったサッカー芸人っていうところに特化していた時代から、一緒にイベントをやったりしていました。

こんなこともありました。ドイツの2006年ワールドカップに行ったときのこと。人だかりがすごかったので、何やっているんだろなと。アディダスが世界的なパフォーマーを呼んでいるって話を聞いて、行ってみたらMarco.がいた。

僕は勉強不足なので、まずは「三川根」について教えてください。

鬼頭:かつて「本川根町」と「中川根町」、「川根町」の三町だった地域のことで、現在は合併して島田市川根町と川根本町になっています。

石原:三川根という地域は、文化的にも歴史的にも昔から深い繋がりがありました。今は行政的に分かれてしまい、特に若い人たちとの繋がりがちょっと薄れてきてたなと感じています。

ヒデ:「これじゃいかんよ」ということで立ち上がった、サッカー王国ならではのプロジェクトなんですね。

南米チリのイベントを超えたい

鬼頭:石原さんとMarco.さんとの関係は?

石原:私が過去に川根小学校の校長をやっていたことがあり、川根小学校50周年を迎えるにあたって、何か地域の人たちと楽しいお祝いができたらなと思っていました。

そんな時に、川根の夏祭り「BIG NATURE」にずっと関わっていたMarco.が「川根ラブ・フェス」という思い出に残るイベントをプロデュースしてくれました。それ以来親しくなりました。

鬼頭:「サッカーの世界記録に挑戦」とありますが、具体的には?

Marco.:南米のチリで2357人集めて、半分に分かれて11対11のフルコートのサッカーをやり続けたという記録があるんですね。11対11を交代しながらずっと続けていくんです。そのときは5日間、120時間。夜通しでハーフタイムもありません。途切れちゃいけないんです。今回はそれを更新しようと。

ヒデ:ちょっといろんな疑問が浮かびます。まずレフェリーは?

Marco.:主審と副審もいます。2時間とか3時間おきに変わっていくんですよ。

ヒデ:きついな。

閉校活用で町おこし!目指せ、3000人!


Marco.:今回は選手3000人を目指しています。公式のギネス記録が「人数」なんですよ。そこをしっかりと更新しましょうと。時間的には3日間で3000人といったところです。

鬼頭:深夜に出場する人もいるんですよね。

Marco.:朝4時とかもいます。

ヒデ:お酒を飲んでいたらちょっと困るけど、朝4時からだったら俺強いよとか。学校行く前にちょっとボール蹴って行こうかなとか?

鬼頭:人気の時間帯がありそうですよね。

ヒデ:場所は?

石原:中川根第一小学校という、今は閉校になってしまった学校のグラウンドがあります。その校舎とグラウンドを使ったら、すごい素敵なことになるなと思っています。

Marco.さんがこの話を持ちかけてくれたときに、あそこでやれたら本当に地域の人たちも子供たちも幸せな気持ちで、「この町すごいな、川根すごいな」って思ってくれるんじゃないかなと考えました。

鬼頭:町おこしになりますよね。

ヒデ:実際に耐久サッカーを体験したことはありますか。

Marco.:7月5日、6日に24時間やったんですよ。とんでもなかったです。

鬼頭:何人くらいで。

Marco.:300人ぐらいで、それでも無理やり繋いだという感じでした。終わって、すごく達成感はありましたが、ボロボロでしたね。

ヒデ:だからこそ人数が必要だと。ただ、本当に達成感はすごいものがありそうですね。

石原:女性も入ったり、子供も入ったりして、83歳のお年寄りもプレーに参加してくださって。そういう人たちが、サッカーボール一つで繋がれる。サッカーってすごいなと思いました。これ、サッカーしかできないんじゃないですかね。

ヒデ:大事なのは、そこですよね。名も知らぬ、育った環境も違う人が、ボール一つで世界記録に向かってベクトルを合わせちゃうんですよ。そこが一番素敵なところかも。

Marco.:そうですね。こんな時代だからこそ、ライブで人が繋がって、エネルギーを集めて、人々が自分の土地にまた帰って、エネルギーを伝えていくみたいな。そんなイメージです。

ヒデ:Marco.さんはボール一つで、言葉の壁とか、国籍を越えて繋がって、みんなを笑顔にさせている人。いい企画ですね。それも廃校利用。

公式アンバサダーは名波浩さん


鬼頭:今ラジオを聞いていて、参加したいという方はどうすればいいですか。

Marco.:ホームページで告知するので後日、詳細をチェックしてもらえればと思います。

鬼頭:何月ぐらいにやる予定ですか。

Marco.:この前やってみて、いろいろ見直しているところなんです。当初は9月を予定していましたが、ちょっといろんな問題が上がってきて検討中です。

ヒデ:しっかり地盤を固めた方がいいですもんね。世界記録のチャンスだもんね。1人30分ぐらいプレーすればいいわけでしょ。私は世界記録保持者の一員だと言える。

鬼頭:しかもサッカー界のあの人が公式アンバサダーですって!

石原:名波浩さんです。

ヒデ:賛同してくれたんですか!?

Marco.:はい!面白いことやってるな、と。

ヒデ:名波君の繋がりとか、私達の繋がりとかで、みんなで盛り上げたいですね。現時点で見込みはどれぐらいですか?

石原:Marco.は3000人集まる姿しか思い描いてない。

ヒデ:絶対集めましょうよ。やっぱり達成感って言葉が一番しびれる。コロナが終わって、もう一度人との繋がりを大切にしたいですね。

石原:一番は「人」なんですね。本当に三川根の人たちに出会ってほしいです。

ヒデ:運営資金を集めるため、8月にクラウドファンディングも行うそうです。皆さん、協力してほしいね。

リスナーへのメッセージ

鬼頭:最後にお2人からリスナーにメッセージを。

石原:今回の企画は、参加者も、スタッフも、そして街の人も、そこに携わる全ての人たちが笑顔になる、もう間違いないプロジェクトです。ぜひ皆さん関心を持っていただいて、開催日を告知したら、ぜひフォームから入っていただきたいと思います。

Marco.:川根地域に全国、世界から人が集まって、ここに集結するぐらいのイメージで。そして持ち帰ってもらって、どんどんこの輪を広げていけたらいいなと思っています。

鬼頭:ヒデさんも非公式アンバサダーに決まりました(笑)。みんなで応援しましょう!
シズサカ シズサカ

サッカー大好き芸人、ペナルティ・ヒデと、サッカー中継のリポーターとしても活躍する鬼頭里枝の2人がお送りする番組。Jリーグから海外サッカー、ユース世代、障がい者サッカーなど幅広くスポットを当て、サッカーを通して静岡を盛り上げます。目指すは「サッカー王国静岡の復権」です!

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