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和紙から生まれる新素材「紙布」。伝統と革新が織りなす杉山紙業の挑戦

『ものづくりカンパニー』は、SBSラジオの番組「鉄崎幹人のWASABI」内の人気コーナー。静岡県内の「ものづくり」に情熱を注ぐ企業をゲストに迎え、技術の裏側や製品への想いを深掘りします。今回は、静岡市清水区興津に本社工場を構える杉山紙業株式会社の、杉山 雄樹(すぎやま ゆうき)さんをお迎えしました。(2026年4月2日放送)

昔からあるけれど新しい。和紙から生まれる「紙布(しふ)」

鉄崎:まず始めに、杉山紙業株式会社がどんな会社なのか教えてください。

杉山さん:昭和28年創業、静岡市清水区興津に本社工場を構え、紙製品の製造を行っている会社です。今日は私たちが手がけている、和紙から生まれた「昔からあるけれど新しい」素材の魅力をお伝えします。

鉄崎:昔からあるけれど新しい和紙でできた素材…具体的にどのようなものを作られているのでしょうか?

杉山さん:まずは、大きなロール状の和紙を細長くスリットして紙テープを作ります。それをくるくると撚って紐状にしたものが紙紐です。さらに細く撚りをかけて、色鮮やかに染め上げたものを紙糸と呼んでいます。そして、その糸を織り機で布のように織り上げて作られるのが紙布です。紙でもあり、布でもある新しい素材なんです。

「紙」の常識を覆す!驚きの耐久性と機能性

内野:布のような紙…とても気になりますが、サンプルをお持ちいただきました。この麦わら帽子やバッグ、本当に紙なんですか?すごくしっかりしていますね。

杉山さん:すべて紙100%です。紙の優しい風合いと肌触りが特徴です。

鉄崎:しかも強度もしっかりあるんですよね?

杉山:そうですね、ひっぱっても破れません。紙だからこそ非常に軽量で、肌触りもとても良いのが特徴です。また、紙特有の湿度の調整機能も備えているので、身の回りの素材として非常に優秀なんです。

 鉄崎:たしかに軽くて肌触りもいいですね。

内野:でも、紙と聞くと、どうしても水に弱かったり破れやすかったりするイメージがあるんですが、そのあたりはどうなんですか?

杉山さん:そこが紙布のストロングポイントなのですが、しっかり撚って織っているので、紙なのに耐久性にとても優れているんです。引っ張ったりしても破れないようになっています。さらに、自社で撥水加工などを施すことも可能なので、通常の紙では持ち得ない機能を持った付加価値の高い素材となっています。

内野:しかもカラーバリエーションも豊富でおしゃれですよね。デザイン性にもこだわっていますか?

杉山さん:当社の紙糸は数千色を超えるカラーバリエーションを誇ります。多彩な経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が織りなす柄の美しさも独創的で、デザイン性に優れています。

アイデア次第で無限大!紙布が切り拓く新たな可能性

鉄崎:これだけ機能的で美しい素材だと色々なものに使えそうですが、今後はどのように展開していきたいとお考えですか?

杉山さん:和紙の風合いや特性はそのままに、独自の技術で高機能な製品として昇華させ、お客様の想像力と合わさることで、全く新しい製品へと生まれ変わると思っています。現在は造花や提灯、帽子、壁紙、雑貨など幅広い用途にご活用いただいており、BtoBの素材提供として様々な企業にご提案しています。今後はそれだけでなく、この紙布を使った自社製品の開発にも挑戦したいと考えております。

鉄崎:杉山紙業さんに興味を持った方はどうすればいいですか?

杉山さん:「杉山紙業」で検索して当社のウェブサイトから、またはお電話でお気軽にご連絡ください。「これを紙製に切り替えられないか?」など、些細なことでも構いませんのでお問い合わせをお待ちしております。

鉄崎:今後の目標を教えてください。

杉山さん:これからも和紙という素材の可能性を追求し、紙糸や紙布の魅力をたくさんの方に知っていただきたいです。そして、新しい価値を持った自社製品の開発にも挑戦し、世に送り出すことを目標に頑張っていきます。

番組情報

番組名: SBSラジオ『鉄崎幹人のWASABI』(月〜木 9:00〜12:40 OA)
パーソナリティ
:鉄崎幹人・内野菜美(木曜パートナー)

コーナー名: 静岡県の未来を拓く!ものづくりカンパニー
放送日時: 2026年4月2日(木) 11:34 ~ 11:43
ゲスト:杉山紙業株式会社 杉山 雄樹 様

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