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静岡のモノづくりが、もっと面白くなる。——「しずテク」、第2章へ。

静岡のことは知っている。でも、静岡の工場で何が作られているか、と聞かれたら——すぐに答えられますか? 「ものづくり県」とは聞いたことがある。でも、その技術の中身や、そこで働く人たちのことを、私たちはどれだけ知っているでしょうか。 輸送用機器、電子部品、食品機械……。オンリーワン・ナンバーワン企業が県内各地に存在しながら、その多くが「知る人ぞ知る」存在のまま、ひっそりと世界を支えています。 意外と近くにあって、意外と知らない。それが、静岡のものづくりの現実かもしれません。 そして私達は、その「知られていない」をずっと、もったいないと思ってきました。

静岡新聞社が、この10年間やってきたこと。

静岡新聞・静岡放送は2014年、そんな静岡の製造業をもっと多くの人に知ってもらいたいと、「しずテク」というプラットフォームを立ち上げました。「しずテク」の「しず」は静岡(Shizuoka)、「テク」は技術(Tech)。県内の製造業企業の情報を集め、整理し、発信する——いわば「静岡のものづくり百科事典」として、企業データベースをコツコツと積み上げてきた約10年間でした。
行政、経済団体、金融機関や支援機関など……。さまざまな方々の協力を得ながら、静岡のキラリと光るものづくりの「記録」と「情報発信」をサポートしてきました。

そのデータベース機能が、2026年4月末にひとつの区切りを迎えます。

ただし、これは終わりではありません。

「記録する」から、「一緒に動く」へ。

新しい「しずテク」は、静岡新聞社が運営する共創プラットフォーム「SHIZUCONE(しずコネ)」のコンテンツとして生まれ変わります。これまでの「データベース」から、静岡のものづくりの「今」をリアルタイムで発信する、生きたメディアへ。コンテンツは大きく2つです。しずコネ編集室が取材したコンテンツ記事と、企業や団体が自ら投稿するプレスリリースや寄稿記事です。

新しい「しずテク」のかたち

1. 取材記事で、あなたの会社の「スゴさ」を届ける

編集室が力を入れたいコンテンツのひとつが、「スゴ技」の翻訳記事です。

「サブミクロン精度」「同時5軸加工」——製造業のニュースに並ぶ言葉は、業界外の人には伝わりません。でも、その壁の向こうには、私たちの生活を支える「スゴ技」が隠れています。

たとえば、こんなふうに言い換えると——


・「0.01mmの精度」= 1本の髪の毛を、さらに縦に10等分する職人技

・「同時5軸加工」= 彫刻刀を上下左右・あらゆる角度から同時に動かして、複雑な立体を一気に削り出す技術。人間の手では届かない複雑な形を、髪の毛より細い精度で削り出す技術


どうでしょう?急に「すごい」が伝わりませんか?

ただ、取材記事のテーマはスゴ技だけにとどまりません。ものづくりの知見を生かした産学連携の挑戦、異業種や地域をまたいだ共創の事例、現場で生まれた小さくて熱いエピソード……。
しずコネに人が集まり、企業・大学・行政・個人がつながっていくなかで、どんな記事やストーリーが生まれてくるか——それは、まだ誰にもわかりません。でも、それこそがこのプラットフォームの面白さだと思っています。しずテクでは、企業の皆様と一緒に作るタイアップ取材記事をご用意しています。気になった方はお気軽にご相談ください。

2. ラジオの「熱量」を、いつでも読み返せる

SBSラジオで放送中の『ものづくりカンパニー』をご存知ですか?静岡の製造業企業の経営者や技術者が出演し、リアルな現場の声を届けるラジオ番組です。新しい「しずテク」では、この番組に出演した企業の情報を記事としてアーカイブしていきます。「あの会社のこと、もっと知りたい」と思ったとき、いつでも検索して読み返せる場所。ラジオで語られた挑戦の記録が、静岡のものづくりの「生きた歴史」として積み上がっていきます。

3. 社内に広報ゼロでも大丈夫。AIで広報力を底上げ。

静岡の製造業企業の多くに、「広報担当者がいない」という現実があります。新製品を開発した、新しいサービスを始めた、新工場を建てる、採用に力を入れたい——伝えたいことはたくさんあるのに、どう発信すればいいかわからない。忙しくて手が回らない。そんな声を、私たちは何度も聞いてきました。

そこでご用意したのが、AIを使ったプレスリリースメーカーです。

  • 無料の企業登録だけで使える
  • 質問に答えていくだけで、5分でプレスリリースが完成
  • 作成したプレスリリースは、そのままサイト内に投稿・公開が可能

「広報なんて、大企業がやること」——そんな思い込みを、このツールで壊したいのです。

私たちが本当に目指していること。

「プレスリリースの数を増やしたい」「アクセスを伸ばしたい」——それだけが目的なら、もっと簡単な方法があります。でも、私たちが本当に届けたいのは、そういうことではありません。

書き終えたとき、「うちの会社って、すごいじゃないか」と思ってもらえること。

自社の技術や想いが言葉になって画面に現れる瞬間、きっとそんな気持ちが生まれるはず。静岡のものづくりに関わるすべての人が、自分の仕事に誇りを持ち、その魅力を自分の言葉で語れるようになったとき——静岡のものづくりは今よりずっと楽しく、もっと魅力的になると、私たちは信じています。「発信」を、義務じゃなく楽しみに。それがいちばんの願いです。

「テコ」のように、静岡の未来を動かす。

最後に、「しずテク」という名前に込めた想いをお伝えします。

静岡(Shizuoka)の技術(Tech)を、テコ(Teko)のように使って未来を動かす。

小さな力でも、支点の置き方次第で大きなものを動かせる——それがテコの原理。静岡の製造業が持つ技術と情熱を、正しく伝え、正しく繋ぐことで、業界を超えた化学反応を起こしたい。
どんな出会いが生まれ、どんなストーリーが生まれるか。それはまだ、誰にもわかりません。
でも、
人と技術がつながるほど、静岡のものづくりはきっと面白くなっていく——
そう信じて、静岡新聞社はこれからも静岡のものづくりと一緒に歩んでいきます。

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