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新型「スマイル」発売 ワゴンRの歴史

 スズキは人気軽自動車「ワゴンR」シリーズの新型車「ワゴンRスマイル」を9月10日から販売すると発表しました。ワゴンRの標準形、デザインにこだわった「スティングレー」に続く新シリーズとなります。初代ワゴンR販売から28年。新顔の特徴をお伝えするとともに、日本が誇る軽自動車の歴史を振り返りたいと思います。
〈静岡新聞社編集局TEAM NEXT・尾原崇也〉

「スマイル」 電動スライドドアをシリーズ初採用 丸形ヘッドライトで親しみ演出

 スズキは27日、軽自動車「ワゴンR」シリーズの新型車「ワゴンRスマイル」を9月10日に発売すると発表した。同シリーズで初めて電動スライドドアを採用するなど利便性を向上させ、ファミリー層、高齢者層への訴求力を高める。

オンラインで「ワゴンRスマイル」を発表するスズキの鈴木俊宏社長
オンラインで「ワゴンRスマイル」を発表するスズキの鈴木俊宏社長
 電動スライドドアは後席左右に標準装備し、広い開口部を確保した。モーターがエンジン走行をアシストするマイルド(簡易版)ハイブリッドシステムを搭載する。前方と後方の衝突被害軽減ブレーキも備える。丸形のヘッドライトなど親しみやすい外観デザインを採用した。
 27日のオンラインでの発表会見で鈴木俊宏社長は「機能性、装備、デザインにこだわり、お客様を笑顔にする商品に仕上げた」と語った。
 湖西工場(湖西市)で生産し、月間目標販売台数は5千台。
 〈2021.8.27 あなたの静岡新聞〉

初代ワゴンR発売は1993年 当時画期的だった「軽トールワゴン」 車内の居住性を追求

 スズキ(浜松市)は「乗る人を最優先し、快適で使い勝手の良さを追求」を基本コンセプトに新型軽乗用車「ワゴンR」を開発、三日(※1993年9月3日)、全国で販売を始めた。同社の軽乗用車セルボより車高が二十九センチも高いトールボーイスタイルを採用し居住性などに配慮されている。

初代ワゴンR
初代ワゴンR
 「ワゴンR」は排気量六五七ccで、全長約三・三メートル、前幅約一・四メートル。セミボンネットのトールボーイスタイルの採用ほか、ボディー右側は運転席ドア一枚とし、後部席の子供が不意に車外に飛び出す危険の防止を図っている。大人四人がゆっくり座れる広い車内や後部座席が前に倒れ、フルフラットになり大きな荷物スペースを確保できる。
 「軽乗用車の新たな方向性を示唆する車として、乗降や広い視界など機能重視の原点に返って設計した」と同社。アルトなど従来車種との部品の共通化も七〇%近くにまで推し進めた。
 三速AT、五速MTの計六車種があり、全国標準価格はRXタイプの三速ATで百八万三千円(消費税別)。初年度五千台の販売を見込んでいる。
 〈1993.9.4 静岡新聞朝刊〉

ワゴンRは現在6代目、スティングレーは4代目 2017年にフルモデルチェンジ

 スズキは1日(※2017年2月1日)、主力軽自動車の「ワゴンR」と「ワゴンRスティングレー」をフルモデルチェンジして発売した。デザインを大幅に刷新し、燃費や安全性能も向上させた。

新型ワゴンRを発表するスズキの鈴木俊宏社長=都内
新型ワゴンRを発表するスズキの鈴木俊宏社長=都内
 モーターがエンジン走行をアシストするマイルド(簡易版)ハイブリッドシステムを進化させたほか、新型プラットホームの採用などで軽量化を図り、ガソリン1リットル当たりの走行距離はクラストップの最大33・4キロを実現した。
 運転席前のダッシュボードに速度などを表示する「ヘッドアップディスプレイ」を軽自動車で初めて搭載。衝突被害軽減システム「デュアルセンサーブレーキサポート」を同社の軽自動車に初採用するなど先進安全技術も取り入れた。デザインは3種類で、室内空間も広くした。
 湖西工場(湖西市)で生産する。販売目標は月間1万6千台。価格はワゴンRが107万8920円から、スティングレーが129万3840円から。ワゴンRは1993年9月に発売し、国内販売440万台を誇る。前回は2012年9月に全面改良した。
 都内で開いた発表会で鈴木俊宏社長は「新型ワゴンRはスズキの軽自動車にとって重要な車種。大きな期待をしている」と話した。
 〈2017.2.1 静岡新聞夕刊〉

さまざまな仕様が出ています

■5速マニュアルミッションを追加

2017.8.24 静岡新聞朝刊
2017.8.24 静岡新聞朝刊
■発売25周年特別仕様
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2018.8.31 静岡新聞朝刊

■助手席昇降シート付の福祉タイプ
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2021.9.19 静岡新聞朝刊

■後進時の衝突被害軽減システム搭載
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2019.12.26 静岡新聞朝刊