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市役所の途切れた点字ブロック 静岡市、近く改修へ 視覚障害者らと設備現状を点検【続報】

(2020/7/3 07:08)
市職員を交えて点字ブロックの状況を確認する山口豊明会長(右から2人目)ら。現在は総合案内の手前などで途切れている=2日午前、静岡市役所静岡庁舎新館・葵区役所
市職員を交えて点字ブロックの状況を確認する山口豊明会長(右から2人目)ら。現在は総合案内の手前などで途切れている=2日午前、静岡市役所静岡庁舎新館・葵区役所

 静岡市葵区の市役所静岡庁舎新館・葵区役所内で、有人の総合案内に導く点字ブロックが途切れて施工されているなどバリアフリー上の課題を受け、市内の視覚障害者らと市職員が2日、設備の現状について庁舎内で意見交換した。視覚障害者らは自身の経験を踏まえた改善案を提言し、市職員は建物入り口から総合案内まで点字ブロックをつなぐ改修工事を近く行う考えなどを伝えた。
 市視覚障害者協会の山口豊明会長(77)と県視覚障害者情報支援センターの土居由知さん(52)が市管財課や福祉総務課の職員とともに庁内を歩き巡り、点字ブロックの敷設状況や館内マップ「触知案内図」の内容などを改めて点検した。
 山口会長は総合案内の手前の床面に4枚だけ敷かれた点字ブロックを白杖で確認しながら「ここだけ付けて、途中で切れていては意味がない」と指摘。普段から庁内で迷うことが多いとした上で、1階のエレベーター乗降口やトイレ手前に点在する点字ブロックも建物の入り口から結ぶ必要性などを訴えた。
 土居さんは視覚障害者の点字利用率が1割に満たない現状を伝えて、触知案内図に「音声による説明機能を加えることを検討してほしい」と要望した。
 同市管財課の担当者は同庁舎の点字ブロックが現状、建物外から触知案内図までつながっていることから「バリアフリー法上は問題ない」と説明。一方で同市の中心的な庁舎として「もっと早期に対応すべきだった。障害者の方々の声を聞き、より使いやすい施設にしたい」と話した。

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