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静岡市役所「途切れた点字ブロック」長年放置 改善要望も対応せず「バリアフリー意識どこへ」

(2020/6/25 07:50)
庁舎内の触知案内図を確認する土居由知さん。総合案内(左奥)までの点字ブロックは途切れている=23日午後、静岡市役所静岡庁舎新館・葵区役所
庁舎内の触知案内図を確認する土居由知さん。総合案内(左奥)までの点字ブロックは途切れている=23日午後、静岡市役所静岡庁舎新館・葵区役所

 静岡市葵区の市役所静岡庁舎新館・葵区役所内で、視覚障害者を導く点字ブロックが有人の総合案内に向かう途中で切れ、点字などを施した館内マップ「触知案内図」も誤ったまま長年放置されていることが、24日までの取材で分かった。視覚障害者らが数年来にわたって改善を要望しているのに同市は対応せず、関係者は「バリアフリーの意識や障害者への合理的配慮が感じられない」と不満を漏らす。
 静岡庁舎前の歩道から続く点字ブロック。御幸通り側と青葉通り側のどちらの出入り口から建物に入っても、数メートル間隔で途切れ途切れになり、中央付近の総合案内までつながっていない。想定される通り道の2~3割程度しか敷かれてなく、さらに途中には現在、休憩用のベンチが並ぶ。「ひどい状態。最初から庁舎内は1人で歩けないようなもの」。県視覚障害者情報支援センターの土居由知さん(52)=同市葵区=は憤る。
 出入り口付近と2階に置かれた触知案内図は、現在位置を示す点字と突起のサインが図内の2地点に付いていたり、上下のエスカレーターが下りしか表示されていなかったりする誤りが散見される。健常者向けに印刷された案内図だけを更新して点字などは改修せず、数年前の部署表記のままになっている部分も数多くあった。
 土居さんによると、少なくともおととしから数回にわたり、市の施設管理や福祉の部門に点字ブロックの改修を要望。市視覚障害者協会の会員らも個別に要請するが、土居さんは「これまで一向に変わる様子がない」と対応を疑問視する。

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