被災校区の小中生無事 市内休校、熱海高も 熱海・土石流

 熱海市教育委員会の新村茂昭教育長は5日、伊豆山地区が通学区域の伊豆山小、熱海中の児童や生徒は全員無事が確認できたことを明らかにした。市教委は同日、市内に引き続き大雨警報と土砂災害警戒情報が発表されているため、同市の小中学校計11校を休校にした。県立の熱海高も6日までの休校を決めた。
 県内で大雨警報と土砂災害警戒情報がいずれも解除されていないのは熱海市のみ。市教委は4日時点で、気象警報などの解除を条件に、伊豆山小以外の学校は授業を実施する予定だった。
 新村教育長は「気象庁が安全を考えての判断だと思う。しっかり受け止めながら考えたい」と話し、「(警報の有無を学校再開の判断基準にすると)梅雨明けや夏休みまで学校が開けない可能性もあり、非常に悩ましい。柔軟に判断できるように今後の方針を考え直したい」と苦慮の表情を浮かべた。

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