三島の味“ちょびっと”御膳 コロッケ、ウナギの卵焼き、箱根西麓野菜… 日本料理店「呉竹」と近隣店主が考案

 三島市本町の日本料理店「呉竹」が近隣の商店主とともに、地元の味を一度に楽しめる新メニュー「三島ほんちょび膳」を考案した。若おかみの平野輝美さん(30)は「三島の新名物になり、盛り上げられたらいい」と意気込む。

「三島ほんちょび膳」について意見を交わす平野さん(左手前)ら=三島市本町の呉竹
「三島ほんちょび膳」について意見を交わす平野さん(左手前)ら=三島市本町の呉竹

 昨年新たな地元土産として「三島のおせん」を開発した地元商店主でつくる「COTETO」が、三島の食の魅力を伝える新たな名物を作れないかと同店に提案。年明けから十数回の意見交換を重ね、地元食材を使った6品を少量ずつ盛り込んだ。
 看板メニューのすき焼きで使う自家製割り下で仕上げた箱根山麓豚の肉豆腐、コーンフレークを混ぜた衣の食感が人気のみしまコロッケ、三島名物のウナギを使った卵焼きなど。箱根西麓三島野菜を使った天ぷらと小鉢はJAふじ伊豆の協力を受け、その時々の旬を味わえるようにする。白飯との相性だけでなく、三島甘藷(かんしょ)で作った焼酎「チットラッツ」など酒のつまみとしても合う味に仕上げた。
 COTETOの樋口純一さんは「観光客に三島の味を楽しみ、箱根西麓三島野菜やみしまコロッケを話題にしてほしい」と期待。平野さんは「第2、第3弾も考えていきたい」と話す。
 価格は税込み1980円。4月下旬から販売を開始する。

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