⚽静岡県選抜 新潟に敗れ3位 甲信越静U-16大会

 静岡、山梨、長野、新潟4県の16歳以下の選抜チームが参加する第17回甲信越静U-16サッカー大会(静岡新聞社、山梨日日新聞社、信濃毎日新聞社、新潟日報社、各県サッカー協会主催)は27日、エコパスタジアムで最終日を行った。静岡は新潟と対戦して飯田凌大(浜名高)が得点を挙げたが、1-2で競り負け3位に終わった。新潟が3戦全勝で優勝し、山梨が2勝1敗で2位、長野は3敗で4位だった。

静岡―新潟 後半開始早々、クロスバー直撃の惜しいシュートを放つ静岡のMF望月(右、背番号6)=エコパスタジアム
静岡―新潟 後半開始早々、クロスバー直撃の惜しいシュートを放つ静岡のMF望月(右、背番号6)=エコパスタジアム


新潟 2(1-0 1-1)1 静岡
▽得点者【新】山崎、小林(稲葉)【静】飯田(鈴木)

山梨 4(4-0 0-0)0 長野

攻撃の迫力 課題  攻撃の迫力に課題が残った。静岡はサイドを広く使って攻めの形を示したが、決定力を欠いて新潟に惜敗。主将を務めたMF大石(藤枝明誠高)は「一人一人がもっと責任を持ち、丁寧にプレーしないと駄目」と敗因を見つめた。
 前半は相手の縦に速い攻撃に苦しみ、26分にPKを与えて先制を許した。後半開始から中盤でボールをさばき、両サイドに起点をつくると流れが変わり攻勢に出た。
 CKからMF望月(清水ジュニアユース)のシュートはバーをたたいたが直後の5分、左SHに入った飯田(浜名高)が裏に抜け出して同点。右足ループで決め、「GKの位置を見て冷静にシュートできた。スピードとドリブルは通用すると自信になった」と笑顔で振り返った。
 しかし、守備のもろさを突かれ、14分に失点すると再び追い付く力はなかった。今月初めの県ヤングサッカーフェスティバルでは強豪・東京選抜に3-1で快勝したが、鈴木監督(裾野高教)は「気の緩みがあった。常に100%の力が出せないと勝てない」と指摘した。チームが目指すのは国スポ本大会。指揮官は「攻め続けゴールをこじ開けるのが静岡のスタイル。敗戦を糧に成長したい」と決意を示した。
 (寺田拓馬)

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