アーチェリー・男子3人 決勝T2回戦へ 全国高校選抜大会

 アーチェリーの全国高校選抜大会は27日、掛川市のつま恋リゾート彩の郷で開幕し、男女個人の予選と決勝トーナメント(T)1回戦を行った。県勢は男子の鈴木脩真(知徳)が予選を8位で通過。決勝Tはシードとなり、28日に行われる2回戦進出が決まった。浜松北の加藤温人と浜口茂之はそれぞれ予選を30位と36位で突破。決勝T1回戦ではともにストレート勝ちし、2回戦に駒を進めた。

男子個人決勝トーナメント1回戦を制した浜松北の加藤=つま恋
男子個人決勝トーナメント1回戦を制した浜松北の加藤=つま恋
男子個人決勝トーナメント1回戦を制した浜松北の浜口=つま恋
男子個人決勝トーナメント1回戦を制した浜松北の浜口=つま恋
男子個人決勝トーナメント1回戦を制した浜松北の加藤=つま恋
男子個人決勝トーナメント1回戦を制した浜松北の浜口=つま恋


▽男子予選 ⑧鈴木脩真(知徳)619点=決勝トーナメント進出(30)加藤温人(浜松北)598点=決勝トーナメント進出(36)浜口茂之(浜松北)590点=決勝トーナメント進出(74)鈴木勇斗(浜松商)537点=落選(96)本島駿也(浜松工)493点=落選

▽同決勝トーナメント1回戦 
浜口茂之(浜松北) 6―0 小西慧斗(神奈川・横須賀総合)
加藤温人(浜松北) 6―0 佐々野佑弥(福岡・柏陵)

▽女子予選
(76)加藤碧(浜松商)486点=落選 (93)松井美加(磐田北)448点=落選

浜松北・加藤、浜口 初の全国舞台 地元で完勝劇  高校から競技を始め、初の全国大会出場となった浜松北の加藤、浜口の2年生コンビがそろって最終日に進んだ。男子決勝トーナメント(T)1回戦はともに対戦相手に1セットも奪われない力強い勝ち方でベスト32入りだ。
 加藤は予選で公式戦の自己ベストに迫る598を記録し、30位。「後半に記録が落ちて未熟さを感じた」と反省もあったが、決勝Tでは風の吹き方などを冷静に見極めながら完勝した。
 浜口は予選を36位で通過し、決勝Tは予選順位で上の相手との対戦となった。ただ、長丁場の予選よりも3射を最大5セットの決勝Tの方が「集中できて得意」と気負いなく臨み、格上を撃破した。
 ともにアーチェリーに打ち込み始めて2年で全国の舞台にたどり着いた。さらなる高みへ、加藤は「いつも通り打つことを意識したい」、浜口は「良い流れに乗れている。楽しみながら戦えたら」とそれぞれ意気込んだ。
 (市川淳一朗)
女子は予選敗退 加藤「悔いない」  女子の県勢2人はともに上位56人に入れず、予選敗退となった。それでも、76位に終わった加藤(浜松商)は「練習でやってきたことを試合でも変わらず出せた。悔いなくできた」とすがすがしかった。
 テーマに掲げていたのは「いつもできていなかった部分」というフォームの技術面。記録には満足していないものの、意識して臨んだ自身の課題をクリアできたことに声は明るい。昨年の県総体を制した1年生の実力者。新学年では「再び県で優勝して全国総体に行き、この選抜大会でも来年は決勝ラウンドに残れるように」とさらなる飛躍を誓った。

  

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