浜松舞台の漫画「焼いてるふたり」実写ドラマ化 市長、新たな“聖地”誕生に期待

 浜松市の中野祐介市長は26日の定例記者会見で、同市を舞台にした人気漫画「焼いてるふたり」の実写ドラマ化が決定したことについて、「浜松でのロケを最大限バックアップし、浜松を全国に発信したい」と市内の新たな〝聖地〟誕生に向けて期待を寄せた。

浜松が舞台の漫画「焼いてるふたり」(c)ハナツカシオリ/講談社
浜松が舞台の漫画「焼いてるふたり」(c)ハナツカシオリ/講談社

 ハナツカシオリさんの同作は「週刊モーニング」(講談社)で連載中。地方移住を絡めた恋愛ストーリーで、作中には中田島砂丘や浜松城など市内各所が登場する。コミックは電子書籍を含めて100万部を突破し、発売中の14巻で実写ドラマ化が発表された。
 中野市長は作中で浜松への移住や2地域居住、浜松の美しい自然などが描かれている点を挙げ、「市が進める『浜松からの地方創生』にもぴったりとくる内容。『浜松』がいっぱい盛り込まれている」とアピール。市が漫画の制作にも協力した経緯から、既にロケ支援の打診があることも明らかにした。
 市はドラマや映画などのロケ地支援を積極的に進め、作品の聖地化による都市ブランドの確立を進めている。地域活性化に貢献した作品と舞台になった自治体を顕彰する2月の「第14回ロケーションジャパン大賞」では大河ドラマ「どうする家康」と浜松市が最高賞のグランプリに輝いた。

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