喜怒哀楽、ダンスと共に 松崎の桑原さん、スタジオ開設40年

 松崎町松崎で桑原裕美さん(63)が主宰するダンス教室「ヒロミダンススタジオ」が今年9月、開設40年を迎える。同町を拠点に長年にわたって創作ダンスに触れる機会を提供し、多世代が集う交流の場となっている。31日に町内で開催する発表会に向け、教室生が練習に汗を流している。

発表会に向けて練習するヒロミダンススタジオの教室生=松崎町道部の町勤労者体育センター
発表会に向けて練習するヒロミダンススタジオの教室生=松崎町道部の町勤労者体育センター

 桑原さんは子どもの頃から体を動かすことが好きで、東京の体育大学に進学した。当時目にした迫力ある群舞に魅了され、舞踊団に所属するようになった。卒業後もしばらく活動を続けたが、家族が病気で体をこわしたのを機に帰郷し、地元で舞踊に親しむ場所を創出しようと1984年に同教室を開いた。
 現在は松崎、西伊豆、南伊豆各町の3歳から70代まで約50人が在籍する。モダンダンスやジャズダンスなどを組み合わせた振り付けを、娘の西尾亜美さん(32)とともに指導。2人も教室生と一緒に練習し、発表会で成果を披露する。
 桑原さんは「喜怒哀楽をともにする家族のような集まり。年齢に負けずにこれからも活動し、50年を目指す」と抱負を語った。
 発表会は31日午後2時から、同町道部の町勤労者体育センターで開く。ポップスなどの曲に合わせて群舞を披露する。入場無料。
 (松崎支局・太田達也)

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