ビジネスプラン最優秀賞に3人 静岡でコンテスト審査

 静岡市産学交流センターなどはこのほど、新事業のアイデアを競う「しずおかビジネスプランコンテスト」(静岡新聞社・静岡放送協力)の最終審査会を同市葵区で開いた。一般部門は、海底に沈んだ釣り具ごみの回収と再利用に取り組む土井佑太さん(30)=富士市=が最優秀賞を受賞した。

ビジネスプランコンテストで最優秀賞を受賞した3人=静岡市葵区
ビジネスプランコンテストで最優秀賞を受賞した3人=静岡市葵区

 土井さんは「マリンスイーパー」(海の掃除人)として自ら海に潜って海底に残ったルアーを回収し、塗装をし直すなどして再びルアーとして販売する活動に取り組んでいる。土井さんは賞金20万円を受け取り、「静岡市内の海を守る活動に使いたい」と話した。
 学生部門の最優秀賞は茶の製造過程で出るかすを再利用して紙を作る活動を行う静岡英和女学院高2年の加藤咲穂さん(17)と清水東高1年の西沢孝次朗さん(16)のグループが受賞した。製作した紙はコンテストの表彰状にも使われた。
 静岡新聞社賞は、着る機会が少ない洋服のレンタルサービスを開発している静岡大大学院2年の服部航平さん(24)と同大4年の上田涼太さん(23)が受賞した。
 最終審査会には応募74件の中から9組が参加した。

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