介護の技術を審査 最優秀に望月さん 静岡でコンテスト

 静岡県内の介護職員が日頃の業務で身につけた技術を競う「介護技術コンテスト」(県主催)がこのほど、静岡市駿河区のグランシップで開かれた。各施設を代表して13人が参加し、最優秀の知事賞に訪問介護事業所駿府葵会ケアサービス青葉(同市葵区)の望月幸美さんが輝いた。

介護職員が日頃の業務の成果を披露した技術コンテスト=静岡市駿河区のグランシップ
介護職員が日頃の業務の成果を披露した技術コンテスト=静岡市駿河区のグランシップ

 介護区分が「要介護3」で認知症状のある74歳の女性が自宅からデイサービスに行くために外出支援する場面を想定し、15分の制限時間で声かけや介助の技術を審査した。参加者は事前に作成した個別援助計画書の方針に基づき、女性の不安に寄り添い、気持ちが前向きになるように会話の内容やペースを工夫した。
 コンテストは介護職の魅力を発信するとともに、現場の職員に自信を付けてもらおうと企画し、今回で10回目。将来、介護現場で働くことを目指す県内の大学や専門学校の学生らが企画、運営にボランティアで参加した。

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