特産「西浦みかん」収穫大詰め 沼津、援農ボランティア活躍

 沼津市の特産「西浦みかん」の収穫が大詰めとなっている。約140人の援農ボランティアが約30軒の生産者の元で収穫の手伝いをして最盛期を乗り越える。
  西浦みかん 鮮やかに色付いたミカンを収穫する援農ボランティアら=沼津市西浦平沢
 同市西浦平沢で「西浦みかん寿太郎」を栽培する池田誠さん(75)の畑では豊作の年となった。21日もボランティアらの協力で約1トンを収穫した。1月中旬まで収穫し、温度と湿度を一定に保った貯蔵庫で熟成させた後、2月から出荷する予定。池田さんは「今年は酸の抜けが早く、とても甘くておいしい。ぜひ食べてほしい」と話した。
 伊豆半島の西北に位置する西浦、内浦、静浦地区は穏やかな気候と山の斜面を利用した県内有数のミカン産地として知られる。西浦みかん寿太郎は酸度と糖度が高く、濃い味が特徴の人気ブランドになっている。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞