アイスタ 駐車場確保へ エスパルス 中電子会社と協定

 サッカーJ2清水エスパルスを運営するエスパルス(静岡市清水区)は13日、本拠地IAIスタジアム(同区、アイスタ)で慢性的に不足する駐車場の確保に向けた協定を中部電力ミライズコネクト(名古屋市)と結んだ。周辺の空きスペースを地権者から借り受けて観客に貸し出す同社サービスを活用し、1500台分の駐車場確保を目指す。
 ミライズコネクトはホーム戦開催日にアイスタ周辺の法人・個人から土地を賃借し、自家用車で来場する観客に有料で駐車スペースを提供する。企業の敷地や駐車場、一般住宅の庭などを想定し、ウェブサイトを通じて駐車場の登録、利用予約を受け付ける。来シーズンのサービス開始時には100台分ほどを用意する予定で、その後も土地の募集を続けて提供可能なスペースを増やしていく。
 エスパルスによると、ホーム戦に訪れる自家用車約3千台に対し、アイスタの駐車場は1500台分にすぎず、あふれた車両で周辺に交通渋滞が起きていた。ミライズコネクトのサービスで観客の利便性向上に加え、駐車待ちや周回する車両から排出される年間約1・2トンの二酸化炭素(CO2)削減を見込む。

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