Jアスルクラロサポーター「沼津ダラーズ」活動休止 「昇格への夢つないで」

 サッカーJ3アスルクラロ沼津のサポーター団体「沼津ダラーズ」が2日、活動10年の節目を迎え、活動を休止すると発表した。メンバーの減少や高齢化が要因。渡辺高久代表(40)は「アスルは宝のようなクラブ。J2に向けて夢をつないでいきたい」と思いを語った。

沼津ダラーズが作成した「沼津の誇り」の横断幕を掲げ、応援に臨むサポーターら=沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場
沼津ダラーズが作成した「沼津の誇り」の横断幕を掲げ、応援に臨むサポーターら=沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場

 同団体は、クラブがJFLに所属していた2014年に結成。当初のメンバーは3人ほどで、ゴール裏での応援活動を中心に、スタジアムでのイベントなどを通じてクラブにエールを送ってきた。現在も試合時に掲げる「沼津の誇り」と記した横断幕は、ダラーズが作成したという。
 結成当初から活動に加わる山本哲也さん(51)は「勝っても負けてもみんなが笑顔で応援できる場を目指してきた」と振り返る。
 クラブがJ3に入った17年ごろには、メンバーが10人以上に増えていったが、子育てや仕事といった環境の変化から今では9人に減り、継続が難しくなったという。渡辺さんは「アスルのために力になれることがあれば、また団体で動くかもしれない」と話し、「アスルが100年、1000年と続くクラブになってほしい」と願った。

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