西伊豆舞台 映画「お屋敷の神様」PR 俳優三戸なつめさんら
西伊豆町が舞台の短編映画「お屋敷の神様」(仮題)に出演する俳優の三戸なつめさんやお笑い芸人の石井ブレンドさん、間寛平さんが4日、同町を訪れ、作品をPRした。3、4の両日に町内で行われたロケの様子を振り返り、同町での思い出を語った。
映画は、学校教師と付喪神(つくもがみ)の不思議で心温まるファンタジー。ロケは賀茂小や大田子海岸など約10カ所で行われ、地元の小学生らもエキストラで出演する。星野浄晋町長は「映画を通じて西伊豆の景色を知ってもらい、地元に愛着を持ってほしい」とあいさつした。
三戸さんは大田子海岸の夕焼けのシーンについて「まるで神様がいるのではないかと思うほど素晴らしい景色だった」と語った。石井さんは「西伊豆のみなさんの温かさを知った」と振り返り、間さんは「まちのために僕らも頑張る」と意気込んだ。
映画は同町や観光協会などでつくる「ロケさぽ西伊豆」と吉本興業が共同で制作する。2024年4月に開かれる沖縄国際映画祭で上映される予定。同町は23年12月26日まで制作費の寄付を受け付けている。
(松崎支局・太田達也)