松崎の交流拠点 学生、生徒が整備 空き店舗活用

 松崎町の松崎高の生徒や静岡大の学生が、空き店舗を活用して町民の交流拠点づくりを始めた。町内の元総菜店を整備し、町民主体で運営する仕組みを目指す。高校生や地域の住民が集い、多世代がコミュニケーションを取れる場所とする考え。

交流拠点に設置する品を回収する生徒や学生=松崎町松崎
交流拠点に設置する品を回収する生徒や学生=松崎町松崎

 空き店舗の名称にちなんで「せんとを改修せんと!プロジェクト」と銘打って進める。10月下旬には、生徒や学生12人が近くの事業所や家庭を巡って交流拠点で活用できる不要品を回収した。椅子や本棚、書籍などが寄せられ、空き店舗で配置を考えた。
 プロジェクトの中心を担う松崎高3年の藤井天汰郎さん(18)は「高校生や地域の人が交流できるカフェなどの居場所を目指したい」と話した。
 今後、生徒と学生で具体的な活用策を検討する。活動については生徒有志が動画にまとめて発表する。
 (松崎支局・太田達也)

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