有度・草薙まちづくり推進 一般社団法人と静岡県立大が協定

 静岡市清水区の有度・草薙地区を中心に、地域のにぎわい創出に取り組む一般社団法人「草薙カルテッド」(山本洋平代表理事)は9日、両地区のまちづくり推進に向けた協創協定を県立大と締結した。

まちづくり推進に向け協定を交わした関係者=静岡市駿河区の静岡県立大草薙キャンパス
まちづくり推進に向け協定を交わした関係者=静岡市駿河区の静岡県立大草薙キャンパス

 同市駿河区の同大草薙キャンパスで行われた締結式で、同大の尾池和夫学長と山本代表理事が協定書に署名した。これまでの個人やゼミ単位での散発的なつながりを組織的な連携に発展させることで、事業の協創や人材育成を図る。
 JR草薙駅南口で同法人が運営するコミュニティースペース「Takt(タクト)」を核に、地域住民や企業、行政と県立大生が地域課題の共同研究やビジネスプランの作成なども行う。地域住民を対象とした健康講座や意見交換会も予定する。
 同法人事務局員で同大卒業生の西美有紀さん(30)は「自分は在学時に地域に育ててもらった。大学の知見や研究的な視点を地域活性化のために有効活用し、学生の実践的な学びを支援したい」と展望を語った。
 (社会部・薬袋貴信)

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