「夢を持つ大切さ 知って」 パラ陸上永尾嘉章さん 熱海・多賀小で体験授業
パラリンピックの2004年アテネ大会陸上400メートルリレー銅メダリストの永尾嘉章さんを迎えた体験型出前授業(日本財団パラスポーツサポートセンター主催)がこのほど、熱海市立多賀小で開かれた。4年生45人が夢や目標を持つ大切さを永尾さんから学んだ。

永尾さんはパラ陸上の競技用車いす「レーサー」を専用機器の上に乗せた後、車輪を勢いよく回し、40キロ以上の速度を出せることを実演した。5歳のころ病気の影響で車いす利用者となり、教師に背中を押されて高校1年の時に陸上競技を始めた経緯を紹介した。
夏季パラで日本人最多の7大会出場を果たした永尾さんは講話の中で夢と希望を持ち、諦めないことの大切さを児童に伝えた。児童たちはバスケットボールの競技用車いすに乗り、車いすリレーを体験した。