パラ競泳河合さん「夢を持つ大切さ」語る 母校・浜松舞阪小で創立150年記念講演

 浜松市西区の舞阪小は29日、創立150周年を記念した講演会を同校で開いた。同校の卒業生でパラリンピックに6回出場し、競泳種目で21個のメダルを獲得した河合純一さん(48)が「夢を持つ大切さ」を4~6年の児童約250人に伝えた。

金メダルを手に夢を持つ大切さを伝えた河合さん=浜松市西区の舞阪小
金メダルを手に夢を持つ大切さを伝えた河合さん=浜松市西区の舞阪小

 生まれつき左目が見えない河合さんは中学3年で両目の視力を失った。教師になる夢をかなえるため高校進学を機に上京し、慣れない生活で苦労する中、支えになったのが好きだった水泳。高校2年で初めて出場したパラリンピックで銀メダルを獲得し、金メダル獲得が夢になった。
 大学3年時にパラリンピックで金メダルを二つ獲得し、母校の舞阪中で教員になった河合さんは「夢は前向きに生きる大きなエネルギーになる。やってみたいという気持ちを大切に」と呼びかけた。

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