創業支援に特化 協調融資制度運用 浜松いわた信金など

 浜松いわた信用金庫、県信用保証協会、日本政策金融公庫浜松支店は29日、創業支援に特化した協調融資制度を構築し、10月から運用を開始すると発表した。3機関の連携で融資や相談など厚みのある支援を提供し、創業前後のサポートを強化する。
 制度は「チャレンジ」の名称で、県西部の創業予定者か創業5年以内の法人または個人事業主が対象。創業前に策定する事業計画のさらなる充実、資金供給、創業後の販路開拓といった事業運営を支え、成長を後押しする。
 融資対象者は、浜松いわた信金が運営する起業家支援拠点「FUSE」(浜松市中区)のトライアル利用、日本公庫の創業者交流会の参加、保証協会の専門家派遣などのフォローアップを受けられる。
 制度の実効性を高めるため、3機関の職員は勉強会を開催して創業支援に関わる情報交換を継続する。

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