住民作詞 松崎町のうた 同じメロディー 思いはそれぞれ 有志が町内各地訪問、交流の場に

 松崎町の住民有志が、一つのメロディーを基に町民それぞれが作詞する「松崎町のうた」を通じた地域活性化に取り組んでいる。9月下旬、町内各地を訪問して歌を披露する活動を始めた。音楽を通じて高齢者らの居場所づくりや健康増進などにつなげる。

松崎町のうたを歌唱する住民ら=同町江奈
松崎町のうたを歌唱する住民ら=同町江奈

 松崎町のうたは、2017年に制作が始まった。豊かな自然や行事、地域への思いが歌詞に反映され、現在は120曲以上完成。住民有志でつくる「松崎町のうたを育てる会」(石田初恵会長)が月2回、集まって地域の住民らと歌唱して普及に努めている。集まりに足を運べない人にも親しんでもらおうと、各地区の訪問を企画した。
 初回の訪問が同町江奈の公民館で行われ、同会のメンバーと同地区の住民が一緒に歌唱した。石田会長(79)は「歌の力で住民同士が交流する場を生み出し、地域を盛り上げたい」と抱負を語った。
 10月1日には、同会のメンバーが同町門野の公民館を訪れ、歌唱したり、ストレッチをしたりする。
 (松崎支局・太田達也)

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