詐欺被害阻止へ 電話応対学ぶ 静岡県警、富士で訓練

 静岡県警と静岡ガスは15日、サギ電話対応訓練を富士市のエネリアショールームで実施した。同社のガス契約者3人が参加し、特殊詐欺の被害防止に向けて手口を学んだ。

詐欺電話の対応を学んだ訓練=富士市のエネリアショールーム
詐欺電話の対応を学んだ訓練=富士市のエネリアショールーム

 犯人役の県警生活安全企画課員が、訓練について事前に了承を得ているガス契約者の自宅に「還付金がある」「サイトの利用料金が払われていない」などと電話をかけた。契約者は途中でサギ電話だと気付いても、犯人役の流ちょうな語り口を受けて電話を切れない人が多かった。
 静岡ガスの社員から契約者に再度電話をかけて訓練だったことを明かし、同課員が応答状況を講評した。「『料金を払わないと裁判になる』などの言葉に焦らず、周りに相談することが大切」などとアドバイスした。

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