思い出のガラス品 地元作家が“診察” 西伊豆で修理相談会
西伊豆町のガラス作家らでつくる西伊豆硝子舎は16日、「ガラスの町のお医者さん」と題し、ガラス製品の修理に関する相談を受けるイベントを同町宇久須の黄金崎クリスタルパークで開いた。町内に工房を構える作家が白衣を着て医者に扮(ふん)して〝診察〟し、修理作業に臨んだ。
函南町の中村真理子さん(59)は夫婦で訪れ、一部が破損してしまったワイングラスやオブジェなど思い出の詰まった品を持ち込んだ。作家2人が破損の原因や正しい保管方法を説明し、修復して後日受け渡すことになった。中村さんは「丁寧な説明でわかりやすく、安心して預かってもらえる。受け取りが楽しみ」と笑顔を見せた。
同町の宇久須地区がかつてガラス原料ケイ石の産地だった歴史にちなみ、2022年から不定期で開催する。今回で4回目。