三島市22年度一般会計決算案 実質収支22億7200万円黒字 市議会開会

 三島市議会9月定例会は5日開会し、歳入歳出にそれぞれ12億2200万円を追加する一般会計補正予算案など9議案を可決、同意した。2022年度一般会計歳入歳出決算認定など10議案の審査は各常任委員会に付託した。
 市が説明した22年度決算案は、最終予算額442億7400万円に対し、歳入が429億4100万円、歳出が405億6600万円。翌年度への繰り越し財源を差し引いた実質収支は、過去最高額となる22億7200万円の黒字となった。光熱費や物価が高騰する中、節約に努めるなどして歳出を抑えた一方、歳入では、国の経済対策費用の上乗せなど普通交付税の追加交付分が想定を上回ったという。
 健全化判断比率では、財政規模に対する地方債の返済割合を示す実質公債費比率が6・2%。小中学校のエアコンや市民文化会館の整備、市営住宅改修などの借り入れの元金償還が始まったことなどが影響し、前年度から0・4ポイント増加した。将来の財政圧迫の可能性を表す将来負担比率は3・8ポイント減の26・9%だった。
 (三島支局・岡田拓也)

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