原子力分野の成果 研究者3人が発表 御前崎で中電フォーラム

 中部電力原子力安全技術研究所はこのほど、原発の安全性向上や原子力分野に関する研究成果を発表する「第10回ちゅうでん サイエンス・フォーラム」を御前崎市の市民会館で開いた。

原発の安全性向上などの研究成果が発表されたサイエンス・フォーラム=御前崎市
原発の安全性向上などの研究成果が発表されたサイエンス・フォーラム=御前崎市

 同研究所の研究員や大学教授ら3人が登壇した。横倉一洋研究員は廃止措置中の浜岡原発1号機の建屋コンクリートを用いた健全性評価技術の確立を目的とした研究内容を発表。名古屋大の水谷法美教授は津波によって流される船舶の動きと壁面へ衝突した際の力について調査概要を披露し、静岡大の水嶋祐基助教はフィルム型光センサーを使って液膜厚さと流速を計測する研究内容を説明した。
 別の専門家が実施した調査や自社研究も計12件あり、成果として内容をまとめたポスターを展示した。
 特別講演では、俳優で気象予報士の石原良純さんが天気予報の仕組みなどを解説し、市民ら約510人が傾聴した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞