沼津の養殖業視察 勝俣農水副大臣

 勝俣孝明農林水産副大臣(衆院静岡6区)が19日、沼津市西浦地区のタイ、ハマチの養殖場を視察し、海面養殖業に携わる地元の漁業者や漁協、行政担当者と意見交換した。漁業者からは、昨年から2割以上価格が高騰する餌や、燃料代への対策を要望する声が上がった。

タイやハマチに餌を与える様子を視察する勝俣農水副大臣(左)=沼津市西浦足保の足保港沖
タイやハマチに餌を与える様子を視察する勝俣農水副大臣(左)=沼津市西浦足保の足保港沖

 勝俣副大臣は同市の足保港沖にあるタイ、ハマチの養殖いけすを見て回り、給餌器で餌を与える様子などを見学した。内浦漁協では、県かん水養魚協会の真野幸正会長から、餌の高騰対策のほか、マアジの人工種苗研究などを求める要望書を受け取った。勝俣副大臣は「海洋環境の変化が大きい中、安定供給できる養殖業は期待の大きい産業」とし、国としても高効率飼料や種苗の開発などに取り組んでいくとした。

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