投稿者の自宅特定体験 サイバー犯罪防止へ松崎高で講座 夏休み前に下田署

 下田署は19日、夏休みを前に高校生がインターネットを悪用した犯罪に巻き込まれることを防ごうと、防犯講座「サイバーセキュリティ・カレッジ」を松崎町の松崎高で開いた。1~2年生約120人が仮想の交流サイト(SNS)の個人情報から架空の投稿者の自宅を探し当てる体験に臨み、ネットの正しい使い方や危険性を学んだ。

架空のSNS投稿者の「自宅」の特定に臨む生徒=松崎町の松崎高
架空のSNS投稿者の「自宅」の特定に臨む生徒=松崎町の松崎高

 元県警サイバー犯罪対策課の同署松崎分庁舎署員が講師を務めた。生徒は2~3人の班に分かれて富士山などの風景の写真やハッシュタグ(検索目印)の情報を参考にネットを使って「県中部のある場所」を特定する作業に挑戦した。
 5分ほどで正解にたどり着く班もあり、SNSへの気軽な投稿のリスクを確認した上で、「うまく活用すれば知識を増やすことができる便利なもの」と説明を受けた。このほか、オンラインゲームやSNSのトラブルなどを紹介し、使い方の注意点を解説した。
 山本照夫担当次長は「どこでもアクセスできるネットが犯罪につながることもあると地域の子どもたちが知り、安全に使ってもらいたい」と話した。

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