宇津ノ谷峠「ブルーベリージャム」 酸味や食感そのままに【道の駅 食探訪㉕完】

 国道1号の静岡、藤枝両市に施設がある「宇津ノ谷峠」。藤枝市側の上り線沿いに立つ「おかべ茶屋」にはこの時期から、旬のブルーベリーをたっぷり使ったジャムが並ぶ。

ブルーベリージャム
ブルーベリージャム
藤枝市 完宇津ノ谷峠
藤枝市 完宇津ノ谷峠
ブルーベリージャム
藤枝市 完宇津ノ谷峠

 同市内の農園でブルーベリーを栽培する前島二三男さん(74)の手作り。シーズン中は毎日収穫し、帰宅してすぐに調理に取りかかる。「本来の甘みを生かしたい」と砂糖は少なめ。中火で丁寧に煮込んで、ほのかな酸味や粒の食感が楽しめるジャムに仕上げる。全行程を1人でこなすため生産量に限りがあるが、作る前から予約が入るという。
 「おかべ茶屋」では以前は通年販売していたが、近年は口コミで評判が広がり冬には売り切れることが多い。今年は3月ごろから入荷時期の問い合わせがあった。林隆宏駅長(40)は「パンに付けるのはもちろんだが、紅茶に入れると華やかな香りが広がる」と勧める。432円。

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