夏本番を前に熱中症対策講座 静岡東高

 本格的な夏を前に、静岡市葵区の静岡東高はこのほど、運動部員らを対象にした熱中症対策講座を開いた。各部長やマネジャーら約50人が参加し、熱中症を防ぐための知識を身につけた。

熱中症対策のポイントを解説する鎌田さん=静岡市葵区
熱中症対策のポイントを解説する鎌田さん=静岡市葵区

 藤枝市を拠点にトレーニングやリハビリを指導するエム・エス・マイスター藤枝店店長の鎌田健一さん(35)が講師を務めた。近年熱中症が増加傾向にある要因として異常気象や体力の低下、生活習慣の乱れなどを挙げた。昨年の熱中症による全国の救急搬送者数は6月27日~7月3日が最も多かったという統計資料を示し、急激に熱くなり始める6、7月の警戒や、気温だけでなく湿度にも注意するよう呼びかけた。
 効果的な水分補給方法について運動前に500ミリリットルのスポーツドリンクを飲んだり、運動中は20分に1度補給したりすることを紹介した。夏を乗り切る工夫として「早寝早起きで、午後10時から午前2時までの間は熟睡できるようにしよう」と睡眠の大切さを訴えたほか、体温上昇速度を抑えるため運動前に体を冷やすことなどを勧めた。
 参加者は今後、部活などで講座内容を各部員らに共有していく。

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