浙江省の訪問団 静岡県立病院を視察 友好協定調印も

 静岡県立病院機構と友好協力協定を結ぶ中国・浙江省衛生健康委員会の訪問団がこのほど、静岡市葵区の県立総合病院と県立こども病院を視察し、同協定の調印式を行った。医療分野での継続的な交流と友好関係を確認した。

静岡県立総合病院を視察する浙江省の訪問団ら=静岡市葵区
静岡県立総合病院を視察する浙江省の訪問団ら=静岡市葵区

 同委員会からは孫黎明副主任ら6人が訪問。県立総合病院では小西靖彦院長が出迎え、職員が先進的な手術室や研究・教育機能が充実した先端医学棟内を案内した。県立こども病院では坂本喜三郎院長や瀬戸嗣郎名誉院長が新たに導入した子ども用コンピューター断層撮影装置(CT)など最新鋭の機器を紹介した。
 同機構と同委員会は昨年11月、オンラインで協定を締結した。県立総合病院で開いた調印式では、同機構の田中一成理事長と孫副主任が協定書の署名を取り交わした。孫副主任は「私たちは同じ目標に向かって進んでいる。新型コロナの影響で交流は一時停止したが、協力関係と友情が続くことを心から願う」と語った。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞