菜種油活用へ 菜の花収穫 松崎の住民有志ら「エコプロジェクト」

 松崎町の住民有志10人が17日、菜の花の種の収穫作業を同町桜田で行った。菜の花を休耕田で栽培し、採集した菜種を食用油として使った後に使用済みの油をバイオディーゼル燃料として活用する「菜の花エコプロジェクト」の一環。

菜の花の種を採る住民ら=松崎町桜田
菜の花の種を採る住民ら=松崎町桜田

 作業したのは、町などが持続可能な地域づくりを進める「2030松崎プロジェクト」の農業振興に取り組むチームのメンバー。昨年秋に約5千平方メートルの休耕田に種をまき、今年4月下旬には満開の花が咲いて住民らが楽しんでいたという。
 この日の収穫では、住民らが鎌などで菜の花を茎ごと刈り取った。広げたブルーシートの上で踏んだり、振ったりしてからふるいにかけて種を取り出した。今後は県内事業者に委託して製油し、活用方法を検討する。
 チームの中心を担う土屋人さん(34)は「種まきの時期や種を集める方法を振り返り、菜種油の販売などができるよう考えていきたい」と話した。

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