大相撲・高砂部屋稽古にファン熱視線 朝乃山関ら富士宮で合宿

 大相撲・高砂部屋の合宿稽古が15日、富士宮市内で始まった。富士宮北高相撲場で17日まで、力士23人が7月の名古屋場所に向けて調整する。

観衆に見守られる中で稽古に励む朝乃山関(手前右)ら=富士宮市の富士宮北高相撲場
観衆に見守られる中で稽古に励む朝乃山関(手前右)ら=富士宮市の富士宮北高相撲場

 15日は四股やすり足などの稽古を入念に重ね、激しい申し合いを繰り広げた。元大関の幕内・朝乃山関らが若い力士に胸を貸した。相撲場の空気は張り詰め、詰めかけたファンは固唾(かたず)をのんで見守った。
 高砂部屋が市内で合宿を行うのは初めて。静岡後援会が昨年発足し、誘致に至った。地元の関係者は相撲に対する地域の関心が一層高まると期待する。高砂親方は「良い環境で稽古させてもらい、力士は喜んでいる」と話し、朝乃山関は「たくさんの方と触れ合う合宿にしたい」と汗を拭った。
 稽古はいずれの日も午前中に行い、一般の観覧を受け入れている。17日は市内の小学生力士らと触れ合う機会を設ける。

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