⚽J2磐田 完封で3試合ぶり白星 リーグ第19節

 明治安田J2リーグは3日、各地で第19節の9試合が行われ、磐田は秋田に2-0で勝利した。

磐田―秋田 後半21分、磐田・藤原がJリーグ初ゴールを決める=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―秋田 後半21分、磐田・藤原がJリーグ初ゴールを決める=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―秋田 後半29分、磐田・上原(左)がゴールを決める=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―秋田 後半29分、磐田・上原(左)がゴールを決める=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―秋田 後半29分、ゴールを決めて喜ぶ磐田・上原(右)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―秋田 後半29分、ゴールを決めて喜ぶ磐田・上原(右)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―秋田 後半21分、磐田・藤原がJリーグ初ゴールを決める=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―秋田 後半29分、磐田・上原(左)がゴールを決める=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)
磐田―秋田 後半29分、ゴールを決めて喜ぶ磐田・上原(右)=ヤマハスタジアム(浜松総局・山川侑哉)


 ①ヤマハ▽観衆7709人
 磐田 8勝6分け5敗(30) 2(0―0 2―0)0 秋田 7勝5分け7敗(26)
 ▽得点者【磐】藤原(1)上原(3)

 【評】磐田は後半に2得点して秋田に完封勝ちした。
 序盤、後方から球をつないで敵陣に入るが、ゴール前を固める相手を攻めあぐねた。右サイドを中心に攻めたものの、中央での精度を欠いて決定機をつくれず前半を無得点で折り返した。
 後半21分には左サイドを崩してゴール前に迫り、こぼれ球に反応した藤原がミドルシュートを決めて先制。さらに29分には同様の形で攻め込み、最後は上原が決めて追加点を奪った。

藤原J初ゴールに上原弾  球際での競り合いにめっぽう強い秋田に対し、磐田の横内監督がチームの心臓部に選んだのは19歳のMF藤原と26歳の上原。下部組織出身の若い2人だった。指揮官が「局面で勝ち得たゲーム」と評価した一戦でダブルボランチが躍動した。
 前半は膠着(こうちゃく)状態が続いたが、ボランチを起点にパスが回り始めると、ゴール前での決定機が増えた。最初にネットを揺らしたのは後半21分だ。こぼれ球に反応した藤原が右足を振り抜き、低い弾道でミドルシュート。「小さいころからの夢が一つクリアできた」とJリーグ初ゴールを喜んだ。
 高卒2年目の藤原は球際の強度不足が課題と指摘されてきた。それでもキャンプから真摯(しんし)に取り組み、元日本代表の遠藤を差し置いて今季2度目の先発をつかんだ。技ありシュートを決めた上原も成長に目を見張り「切磋琢磨(せっさたくま)できれば」とライバルと認める。
 2得点ともにサイドを崩して中央のこぼれ球を遠めからボランチが仕留めた。「常々そこに入るように言っていた。当たり前のことを当たり前にやってくれた」。指揮官の言い回しは辛口だったが、明るい表情だった。
 3試合ぶりの白星は今季5度目の無失点で飾った。課題だったセットプレーもCKとFK合わせて19本をはね返した。「無失点で締めたのはチームにとってプラス」と藤原。若武者の活躍がチームを乗せたのは間違いない。

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