静岡県内避難者へ追加支援決定 ウクライナ希望のつばさ

 ロシアの侵攻により県内に避難してきたウクライナ人を支援する「ウクライナ希望のつばさSHIZUOKA」は25日、本年度1回目の構成団体会議を静岡市葵区のサールナートホールで開催した。代表14人が参加し、避難者に対する生活一時金の追加支給や各種交流事業の開催などを盛り込んだ本年度の活動計画を承認した。
 追加支給額は1家族あたり5万円。5月中旬時点で同団体に寄せられた約1千万円の寄付金を財源に充てる。県ボランティア協会が申請して承認された日本財団の助成金135万円は、避難者と地域のふれあいを目的としたサロン活動や交流会に利用する。
 参加者は避難生活の長期化で生じる住居問題や帰国費用支援、身元引受人の負担増などについて意見を交わした。高橋邦典共同代表は「貴重な浄財を有効活用し、息の長い支援活動に務めたい」と話した。

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