「ぬるぬるしてた!」「大きく育って」松崎の園児が稚アユ放流
松崎町岩科北側の松崎幼稚園の園児が25日、同町の那賀川中流の大沢橋付近で稚アユの放流を体験した。年中、年長児19人は手に持った器を傾けてアユを放ち、元気に泳ぐ姿を笑顔で見送った。
体験は、那賀川非出資漁業協同組合が那賀川と岩科川のアユ釣り解禁の時期に合わせて実施する。子どもたちは約12~13センチのアユを放流し、「元気でね」「大きくなってね」と声をかけた。渡辺琉仁君(6)は「アユはぬるぬるしているのが分かった。大きく育ってほしい」と笑った。
山本一詞組合長(74)は「子どもたちがアユについて知るきっかけになればうれしい」と話した。同組合は同日、那賀川と岩科川にアユ計80キロ(約3千匹)を放流した。
6月5日には、同町峰輪の聖和保育園の園児が那賀川で放流する。