⚽ホンダFCが2回戦へ サッカー天皇杯 J3奈良を完封

 サッカーの第103回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は21日、各地で1回戦の17試合が行われ、アマチュアシードのホンダFCは、J3奈良を1―0で下した。後半18分にCKをDF川浪が頭で合わせて先制し、1点を守り切った。

ホンダFC─奈良 前半、相手DFと競り合う川浪(右)=ロートフィールド奈良
ホンダFC─奈良 前半、相手DFと競り合う川浪(右)=ロートフィールド奈良
ホンダFC─奈良 後半18分、川浪(16)のヘディングシュートがゴールに吸い込まれる=ロートフィールド奈良
ホンダFC─奈良 後半18分、川浪(16)のヘディングシュートがゴールに吸い込まれる=ロートフィールド奈良
ホンダFC─奈良 前半、相手DFと競り合う川浪(右)=ロートフィールド奈良
ホンダFC─奈良 後半18分、川浪(16)のヘディングシュートがゴールに吸い込まれる=ロートフィールド奈良

 J3勢は鳥取(鳥取)八戸(青森)も敗れた。J3同士の対戦は北九州(福岡)が鹿児島(鹿児島)にPK勝ち。J3の相模原(神奈川)は東京国際大FC(埼玉)を延長の末に振り切った。
 J1とJ2勢は6月の2回戦から登場する。

 粘り強い守備 流れ呼ぶ
 ホンダFCは粘り強い守備でリズムをつかみ、J3で4位の奈良に無失点で勝利した。今季はリーグ戦8試合で無失点が1試合と苦しんでいただけに、決勝点を挙げたDF川浪は「点を取れたことよりも、ゼロで抑えられたことの方がうれしい」と胸を張った。
 好調な奈良の選手のポジションチェンジに苦慮し、立ち上がりはボールを握られた。前半途中にフォーメーションを変えると徐々に冷静さを取り戻し、後半18分に「高さがない分、工夫して取り組んでいる」(小林監督)というCKで先制。川浪がキックの前に動いてマークを外し、ヘディングでゴールネットを揺らした。
 今季は主力にけが人が相次ぎ、リーグ戦は2勝4分け2敗の9位と波に乗り切れていない。ただ、5月に入って川浪やFW児玉、昨季新人王のMF草刈が戦列復帰するなど、本領発揮に向けたピースはそろいつつある。
 2回戦の相手は、4年前に準々決勝で敗れ、過去に何度も行く手を阻まれてきたJ1鹿島。指揮官は「リスペクトしすぎないことが大事。どの部分で上回れるかを突き詰めていく」と見据えた。

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