富士「桜えびひつまぶし定食」 春の味 食べ方変えサクサク【道の駅 食探訪⑲】

 静岡県内で初めて「道の駅」に登録された富士市の国道1号富士由比バイパス沿いに立つ「富士」。2019年にリニューアルし、地元物産が充実した。県内外でそば店を展開する「鐘庵」が営む「富士山おふくろ食堂」は、駿河湾のサクラエビを使ったメニューを提供している。

「桜えびひつまぶし定食」
「桜えびひつまぶし定食」
富士
富士
「桜えびひつまぶし定食」
富士

 中でも「桜えびひつまぶし定食」は、春漁まっただ中のサクラエビをさまざまに食せると好評だ。衣をごく薄くまとわせて揚げたエビと削りたての焼津産のかつお節がたっぷりのったご飯。口に運ぶと素材の甘みと風味が広がる。ご飯を4等分にし、まずはそのまま、2杯目はたれ入りの温玉をかけて、3杯目は薬味とだし汁で、最後は好みの食べ方で堪能するのがお勧めという。
 「調味料を最小限にしているから、鮮度が命」と大鐘正敏会長(72)。土、日曜などには店に立つといい、「ここだけの一品。仕事や旅行で立ち寄るいちげんさんはもちろんだが、地元の人にこそ味わってほしい」と話す。1080円。

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