JAふじ伊豆 特産「沼津ねがた白ねぎ」 来冬の収穫へ種まき

 愛鷹山麓の特産ブランド「沼津ねがた白ねぎ」の生産者が14日、沼津市で種をまく「播種(はしゅ)」作業を行った。沼津ねがた白ねぎは鮮やかな緑色で、口いっぱいに広がる甘さと歯ごたえが特徴。育苗と定植を経て、来年1~2月に収穫が最盛期を迎える。

来冬の収穫に向け、沼津ねがた白ねぎの種をまく生産者=沼津市
来冬の収穫に向け、沼津ねがた白ねぎの種をまく生産者=沼津市

 JAふじ伊豆(沼津市)の同白ねぎ部会に所属する沼津、富士市の18軒が生産する。栽培方法の研修を兼ねてグループに分けて実施し、同日は7軒が帯金秀充部会長(45)のビニールハウスに集まった。協力しながら培養土を入れた育苗箱に種をまき、上から土をかぶせて水をまいた。真冬の野菜のため、近年は夏から秋の温暖化が課題という。帯金部会長は「暑さに強い品種を採用したり、培養土を変えたりして対策したい」と話した。
 沼津ねがた白ねぎは茶農家の複合経営などとして、同JAが栽培を推奨。2016年に3軒で生産を始め、部会員を増やしながら栽培面積を広げている。23年度は前年度より1割多い67トンの出荷を計画している。

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